人間の中には「怪物」と呼ぶしかない部分が存在する。

完全な自己中心性、無慈悲、横暴、搾取・・・これらを良しとする部分が人間の中には必ずある。

歴史がそれを証明している。

動物には利己的な側面はある。それらは本能に基づくもので「獣」である。

人間にも利己心から来る「獣」の部分はある。

しかし、「怪物」はそれらとは次元が異なる。

動物には「怪物」の部分はない。しかし、人間にはある。

自分以外のものは全て道具程度にしか思えず、搾取することは当然で、利用するだけしてその後どうなろうとも全くどうでもよい、無慈悲さ。完全な自己中心性。究極的なエゴ。それが「怪物」である。

人間の根源的な部分に巣食い、根を張っている「怪物」がいる。

そしてまことに恐ろしいことに、理性の上に「怪物」と化している人間が現実に存在している。

「怪物」は一見魅力的で、麗しい。しかし、相手はこちらを人間とすら認識していない。

そんな人間には関わるべきでなない。一たび関われば魂までもしゃぶり尽くされる。