前回の質問6つ目の続きの続きです。今回が、この質問の結論です。
まーやー:そうしますと、キリスト教に限っての話ですけれども、神は虚像である、人間が作り上げたものであるという認識に至ると私は思いました。
Tama:そういう認識でいいと思います。ただもう少し詳細に見ることもできます。私は「認識論」というものを唱えています。「認識論」について、ごく簡単に説明します。私たちが今生きていると感じているこの世界、もしくは目の前にあるボイスレコーダーとか机とかは、私という存在の外に、客観的に存在しているものだと思っているかもしれません。しかし、その見え方、私たちが今認識しているものは全て私自身の「認識」が「構成」し、作り出したものなんですね。私が見たり、聞いたり、触れたり、感じたりしている世界と、他の誰かが見たり、聞いたり、触れたり、感じたりしている世界は同じように思うかもしれませんが、実はそれぞれ違うということですね。