4.サンタクロースと聖ニコラウス
今日はサンタクロースについてお話したいと思います。
サンタクロース。世界で一番有名な白髭の老人ですね。
世界中の子どもたちから愛されている存在であり、クリスマスの象徴とも言えるでしょう。
私も子どもの頃はクリスマスの時になるとサンタクロースが来るのがとても楽しみにしていました。
サンタさん言えば、白髪で、ふっくらとした体形で、赤い帽子と衣装を身にまとった、笑顔の優しいおじいさんというイメージがあります。
後は、クリスマスの時に子どもたちにプレゼントするために、トナカイを駆って世界中を飛び回るという感じでしょうか。
多くの方も大体この様なイメージをサンタクロースに対して抱いていると思います。
しかし、このイメージは実は比較的最近、近代に入ってから形作られたものであるということは知っていたでしょうか。サンタクロースの原型である、聖ニコラウスの元々の姿や印象からはかけ離れたものとして、今のサンタクロースは成立しています。
多くの方が既にご存知であるかと思いますが、サンタクロースの原型は4世紀の小アジアのミラで司教をしていた聖ニコラウスとされています。
聖ニコラウスは、ラテン語だとSanctus Nicolaus=サンクトゥス・ニコラウスです。
このサンクトゥス・ニコラウスがなまってサンタクロースとなったと言われています。
サンタクロースはなぜ子どもたちにプレゼントをくれるのでしょうか?
その理由は聖ニコラウスの伝説に関係があります。
「ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることの出来ない家の存在を知った。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れる。このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたという。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた」Wikipediaからの引用
この伝説には、クリスマスの時のサンタさんのイメージと必要な要素が全て入っていますね。
まず、なぜ子どもなのか。
それは、聖ニコラウスが慈善の心で若い娘たちを救ったことが始まりだったっからです。将来ある少女たちを思っての聖ニコラウスの行動だったと言えます。もし、金貨がなければ少女たちは身売りを避けられず、より苦しい人生を歩まなければならなかったでしょう。
聖ニコラウスが子どもの守護聖人ということも関係しているでしょう。
そして、なぜプレゼントなのか。
聖ニコラウスの少女たちへのプレゼントは金貨でした。現金です。それは少女たちが結婚するために必要なものでした。生活に苦しんでいる中、必要なものが与えられました。
貧困家庭への慈善がサンタクロースのプレゼントの原型ということが出来るでしょう。
聖ニコラウスのプレゼントはその人に本当に必要なものが与えられたと言えるかもしれません。
また、ここに大事な要素が確認できます。それはプレゼントが家庭単位で与えられているということです。
プレゼントは多くの人に同時にばら撒かれた訳ではありませんでした。
サンタさんのプレゼントは、各家庭ごとに渡されます。その原型と言えるでしょう。
また、煙突と靴下という要素もここから来ていることが分かります。
煙突というイメージはそこから金貨を投げ入れたことから始まり、靴下というイメージはその金貨が運よく靴下に入ったころから始まったと考えられます。
伝説というのも、よくよく読んでみると面白いですね。
今回はここまでです。
次回もまたサンタクロースのお話が出来ればと思います。
次回のクリスマス豆知識は土曜日ごろになると思います。