「東アジアの覇権をめざす中国に対抗する存在は米国と日本であり、中華という覇権の成否はこの二国との関係のなかでほぼ決まってくる。…こうした中国の大戦略の線上に日本の国連安保理常任理事国反対と反日デモがある。日本を米国から切り離し、かつ中国に従順な国にすることで米国の東アジアへの介入を断念させることが、覇権を確立する最大のポイントである。そのための核ミサイルにもまさる対日戦略兵器が、日本の歴史認識批判というソフトウェア爆弾なのだ。これには、米国の核もハイテク通常戦力も、抑止力とはならない。」―黒野耐『「戦争学」概論』

 

中国は経済的にも軍事的にも強大化し、今や覇権を狙うことが現実的に可能になりつつある。しかし、日本にとっての中国の本当の脅威とは経済でも軍事でもなく、歴史認識批判というソフトウェアにおける攻撃である。

歴史は常に戦勝国が作ってきた。敗戦国である日本は戦後70年以上経った現在においてさえ歴史認識という忌まわしい呪縛から逃れられないでいる。日本がどれほど経済的に成長し、国際的に貢献をしようとも過去を掘り起こし、自分たちの都合のよい歴史でもって日本を貶め、また呪いに掛けようとする国がある。それが中国と韓国である。

特に中国は日本に対する歴史認識批判を日本における明確な攻撃として用いている。この攻撃はお金がかからず、かつ軍事的介入では不可能な国民の心への攻撃を可能とする。歴史は自分たちの都合のよいものを作ることができる。歴史は教育によって人々の心に植え付けることができる。その歴史認識が広く国民に定着すればそれがその国の真実となる。それがその当事国だけならよい。しかし、中韓は日本の歴史に介入し、自分たちの歴史認識を日本に押し付けようとする。一見するとただの口撃に過ぎないが、それが日本の教育にまで蝕み、日本国民ですら中韓の歴史認識を正しいものと受け止めてしまっている人がほとんどである。他人に押し付けられたものを喜んで受け取ってしまっている。こんな愚かなことは無い。

歴史認識批判は日本を蝕む煩わしい足かせであり、呪いである。どれほど時間が経っても過去から逃れることは出来ない。過去を掘り起こし、ありもしない歴史でもって日本を縛り、貶める。永遠に続く呪いとしか言いようがない。

自分たちが教えられ、当たり前のように受け止めて来た歴史が本当に事実に即したものであるのか。自分たちが歴史と思いこんでいるのは実は反日的な思惑によって作られた虚構なのである。歴史認識批判とは、中国が東アジアの覇権を目指す上で日本に対する非常に有効的な爆弾であり、日本はその攻撃から決して逃れられない。その攻撃を克服するには、日本国民が自ら目覚め、他国に押し付けられた歴史を盲目的に信じるのではなく、自分たちで歴史を探り、しっかりとらえていかなければならない。それがこの爆弾に対抗する唯一の手段である。

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