さて、グルテンフリー食生活を実践しようにも、そもそも一体どんなものを食べればよいのだろうという漠然とした疑問からスタートせざるを得ませんでした。何せ今まで特別に食事を意識したことがありませんでしたので。

そこでまず初めに、どんなものにグルテンが含まれているのかを調べるところから始まりました。私は食のことは殆ど何も知りませんので、実践のきっかけとなった『ジョコビッチの生まれ変わる食事』の本や既にグルテンフリー生活を実践されている方のサイトなどを見て参考にしました。

その勉強の中で一つ分かったのは、日本においてグルテンフリー生活を実践することはさほど大変ではないということでした。今では日本でも洋食文化が当たり前のように根付いていますが、和食という素晴らしい食文化が日本にはあります。そして和食にはグルテンが基本的には殆ど入っていません。その意味では、和食を中心とした食生活を送れば自然にグルテンフリーの生活に近づいていくということです。また元々私はパンが好きではなかったので、パンを中心とした食生活を諦めるという必要もありませんでした。

グルテンフリーの食生活と言っていますが、私の場合は完全にグルテンを断っているという訳ではありません。グルテンのアレルギーがある訳ではありませんし、グルテン不耐症という訳ではありません。あくまで健康的な食生活を目指そうという試みから生まれた実践です。ですので、完全にグルテンフリーを目指す方と比べると比較的緩やかな食事プランになっていると思います。

私の調べた中では以下がグルテンの含まれている代表的な食べ物です。

パン、小麦粉から作られた麺(パスタ、ラーメン、うどん、そうめん、そば(十割蕎麦はOK))、醤油、ピザ、ケーキ、マフィン、ドーナツ、バンズ、スイーツ全般、焼き菓子、クラッカー、スナック類、既製品のシリアル(グラノーラ、ミューズリー)、ビール、麦芽飲料、天ぷら、揚げ物、肉まん系、かまぼこ、ピクルス、キャンディー・グミ・・・等です。

しかし、完全にグルテンを断つことを目指す方はこの程度ではありません。グルテンが隠されて含まれているものは他にもまだまだあります。私も調べることで、私たちの日常的な食べ物の中にいかに多くのグルテンが潜んでいるのかを知りました。

グルテンフリーの生活を実践するにあたって、アレルギーなどの深刻な理由のある方以外は余りにも神経質になることをお勧めしません。凝り性な方、完全を求める方は注意してください。私がそうでした。グルテンを食生活から完全に除外することは困難です。余りにも完全を目指そうとすると精神的に疲れてしまいます。また、外食もほとんど不可能になってしまいます。深刻な理由のある方以外は、ある程度のレベルのグルテンフリーの生活で十分です。