本当に欲しいものがあるなら、求め続けよ。

求めるものが自分の人生にとって本当に大切で価値のあるものならば、求め続けなければならない。

12回で諦めるならば、それは求め続けているとは言えない。求め続けるということは、徹底的であり、妥協がなく、決して諦めない、自分がそこに至るまで決して行動を止めないということである。この不屈さと徹底さを貫くということが求め続けるということである。

求め続ける精神を持つには、人生に対する覚悟と自分の信念への完全な信頼が必要である。

10回でダメなら、100回。100回でダメなら、1000回。1000回でダメなら、1万回挑戦し続ける。成功するまで、手に入れるまで、そこに到達するまで行動し続ける。その姿勢が求め続けるということである。

見つからないならば、見つかるまで探し続ける。戸が閉まっているのならば、開くまで戸を叩き続ける。いつ戸が開くのかが問題なのではない。開くまで叩き続けるということが大事なのである。

叩き続ける人にだけ戸は開き、求め続ける人にだけに与えられる。

エジソンは電球を発明するまでに1万回失敗したというのは有名な話である。しかし、当の本人であるエジソンはそれを失敗だとは言わなかったし、失敗とは認めていなかった。「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」という言葉が彼の考え方を物語っている。

失敗というのは自分が失敗と認めた時にだけ起きる現象である。一般に失敗といわれている事柄は、うまくいかなかったことであり、成功に至る過程に過ぎない。うまくいかないという過程なしに成功という結果は得られない。この考え方こそ、求め続けるという姿勢の基本である。