昨年の12月5日ぶり以来のクリスマス豆知識の続きです(笑)すっかり忘れていました。
一年越しですが、クリスマスツリーについての豆知識をご紹介したいと思います。
皆さんはクリスマスツリーは好きですか?私は大好きです。イルミネーションが輝く街中の素敵なツリーも大好きですが、自宅に飾るシンプルなツリーも大好きです。
ツリーがあると、「ああもうクリスマスの季節なんだな」という感じもします。
クリスマスツリーの起源については色々なルーツがあります。
まず前提としてですが、クリスマスではない「ツリー」の由来です。ツリーの原型は、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていた樅(もみ)の木のこととされています。冬でも葉を枯らさずにいる樅の木は生命の象徴とされていました。一年中葉を枯らさないという不思議さが樅の木を神聖視する理由になったと考えられます。
そして次はクリスマスツリーの由来を見ていきます。クリスマスツリーの直接の由来は3つあります。
由来1【オーディンの樫の木】
これは8世紀のドイツ(ゲルマニア)にさかのぼります。古代ケルト族の宗教、ドルイド教がドイツに伝わり、ドルイド教ではオーディン(北欧神話の主神)を崇めていました。彼らはオーク(オーディンの樫の木)を崇拝し、幼児犠牲を捧げていました。幼児を犠牲に捧げ、樫の木にぶら下げていました。
イングランドからの伝道者であるボニファティウスがこのことに心を痛め、それを止めようとしてオークを切り倒したときに一本のモミの若木が生えるという奇跡が起こりました。昔から、一年中葉を茂らせている常緑樹を生命の象徴として崇めていたゲルマン人は、モミの若木の奇跡を言い伝えていきました。そして、クリスマスには強い生命力と永遠の意味をもつモミの木を飾るようになったと言われています。
由来2【知識の木】
中世のドイツでは降誕祭のころに行われた「アダムとイブの知識の木」の舞台劇で、冬には葉の無いリンゴの木の代わりにモミの木を使い、知識の木の実のリンゴを飾ったことから、クリスマスにリンゴの飾りをつけたモミの木を飾るようになったといわれています。
由来3【モミの木の小人】
昔のドイツが起源。モミの木には小人が住んでいて、村を守り、幸せを運んで来てくれるという言い伝えがあるそうです。そして小人が出ていかないように、モミの木に花や食べ物を飾ってお祭りをする風習があったとされています。これがクリスマスツリーになったといわれています。また、この小人がサンタクロースになったともいわれています。
クリスマスライト(イルミネーション)
16世紀のことです。マルチン・ルターがクリスマスイブ礼拝の帰り道、森の中で常緑樹の枝の合間にまばゆく輝く無数の星を見ました。その美しさに打たれたルターは、それを子供たちのために再現しようと、家の中に木を持ち込み、火を灯したろうそくを枝にくくりつけたようです。