3.原始神道とは何か
原始神道・古神道と呼ばれているものは、ある時点で誰かによって創始された宗教ではありません。キリスト教や仏教の様に、創始者がいて、教典があり、教えを広めた特別な宣教者がいるという訳でもありません。
原始神道とは、縄文人の生活の知恵の結晶であり、生活の道といえるものです。神道は、惟神の道(かんながらのみち=神と共にあるという意味)とも呼ばれています。原始神道とは縄文人・日本人の生き方そのものです。だからこそ、原始神道は縄文人が自然に対して抱いていた畏敬の念によって生まれてきたものであると言うことができます。
縄文人は非常に感受性が豊かな人々でした。それは、自然をモノとして唯物的に見るのではなく、自然の中にある豊かな生命力を感じ、そこに生命への根源的な働きが表れていることを感じ取ったのです。そして、その自然の中にある生命力に、自分たちを超えたものがあると悟り、これを神と捉え、畏れ、崇めるようになっていったのです。