前回は自分を変える新しい視点としてストレングスを考えてみました。
今回はそれにつながるもう1つの大切な考え方としてエンパワメントを紹介したいと思います。
エンパワメントという概念を取り上げた人物としてはB.ソロモンが代表的です。
B.ソロモンはその著書『黒人のエンパワーメント』(1976)において、アフリカ系アメリカ人はイギリス系アメリカ人と比較してパワーが欠如した状態にあることを明らかにしました。
その原因は、黒人に対するスティグマ(=烙印)と、それによる社会の否定的な評価と社会的抑圧によって、社会的役割を果たす上で必要な社会資源を活用できない状態に陥っているからであると、B.ソロモンは結論付けました。
